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ミライリハBLOG 2026.06.04

マイナ保険証と医療DXがひらく、これからの地域ケアと訪問看護

いつもミライリハのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

ニュースなどで「医療DX」や「マイナ保険証」という言葉を耳にする機会が増えましたね。

今回は、こうしたデジタル化の波が、私たちの身近な地域の医療や介護をどのように変えていくのかについて、なるべくやさしい言葉でお話しします。


第1章: はじめに(進む医療のデジタル化と私たちの生活)


私たちの暮らしのあらゆる場面でデジタル化が進んでいますが、医療の現場も例外ではありません。
2024年(令和6年)以降の制度の改定において、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)は単なる「推奨」から、医療提供の体制を維持するための「必須インフラ(義務)」へと移行しています。これは、これからの時代に医療という社会システムを未来へつなぐための、とても大きな変化です。


第2章: 訪問看護や外来診療における、マイナ保険証を利用した情報取得


この変化は、ご自宅で療養される患者さんを支える訪問看護の現場にも及んでいます。

今回の改定で「訪問看護医療DX情報活用加算」という仕組みが新設されました。ここでは、看護師さんがマイナ保険証の利用などによってオンラインで資格確認を行い、診療情報を取得する体制が求められています。

また、病院や診療所の外来においても「医療情報取得加算」が新設されました。これによって、マイナ保険証を利用した効率的な医療情報の取得が、医療機関に対して強く促されるようになっています。

第3章: 過去のデータ(投薬履歴など)を共有することで実現する安全なケア


デジタル化を進める最大の理由は、患者さんに「より安全で質の高いケア」をお届けすることにあります。 マイナ保険証のシステムを通じることで、患者さんの過去の投薬履歴や特定健診の情報をスムーズに取得し、状況を評価(アセスメント)することが、日々のルーチンとして定着していきます。

お薬の飲み合わせのリスクを防いだり、過去のデータに基づいた的確なサポートを行ったりと、データが共有されることで、より安全な医療とケアが実現するのです。


第4章: これは余談ですが…(情報の伝達手段が手紙だった時代から現在へ)


これは余談ですが、かつて医療現場での情報伝達といえば、医師が手書きで記した紹介状(手紙)が主流でした。

患者さん自身がその封筒を大切に抱えて、別の病院へと足を運んでいた風景を覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

紙から電子データへと手段は変わりましたが、「この方にとって一番良い治療を引き継ぎたい」という医療従事者の願いは、昔も今も変わりません。テクノロジーの進化は、そのあたたかな願いを、より確実でスピーディーに届けるためのものだと言えます。


第5章: まいこネット等の地域医療ネットワークが果たす役割


こうしたデジタルによる連携を、地域全体で支える取り組みも進んでいます。

その先駆的な成功例として、京都地域連携医療推進協議会が運営する「まいこネット」があります。これは、大学病院などの高度な機能を持つ病院と、地域の医療機関、看護協会、薬剤師会等を繋ぐ強固なデータのネットワークです。

今後は、こうしたシステムへの参加が、医療機関同士のカンファレンスや情報共有の要件を効率的に満たすための「不可欠な投資」へと意味合いを変えつつあります。


本日のまとめ: テクノロジーの力で、より人間らしいあたたかなケアを。


医療DXやマイナ保険証の導入は、決して冷たいデジタル化ではありません。
情報共有にかかる時間を短縮し、より安全な仕組みをつくることで、結果的に人と人とが向き合う「あたたかなケア」の時間を増やすための工夫です。

これからも地域の皆様が安心して暮らせるよう、新しい仕組みを活用しながら、心通うサポートを続けてまいります。

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